キッチンカウンター収納を作り変える家具のリメイク

岐阜県飛騨市のゲストハウス(2023/1/27現在OPEN準備中)様で今あるキッチンカウンターを活かしてごみ箱収納を作りたいとご依頼がありました。

最初にイメージをお聞きした中でキャスターを使って引き出せるようにしたいというご要望がありました。

しかし、既存の家具の作りを見るとキャスターによる引き出しは不可能でありませんが、カウンター本体側の加工手間による費用がかさむこととキャスター式であることにこだわらなかった為、スライドレールでの引き出しをご提案させていただきました。

工房で引き出しの箱を製作してカウンター本体にスライドレールと共に取り付けを行いました。

ちなみに既存のカウンター家具はフラッシュ構造の家具なので、芯材がある場所にしか強度上の問題からスライドレールが取り付けられないので、あらかじめシナベニヤの厚さ12mmを側板にボンドと両面テープで接着してどこでもスライドレールが取り付けられる強度を確保してます。ベニヤの断面が見えるところは細桟で違和感無く納めています。

引き出しの前板は既存の両開き扉を利用してます。取手だけは新しくしております。

当初は上記の引き出しを2カ所で計画してましたが、1カ所はビン、缶をそのまま入れられるよう扉を加工したいと変更になりました。

扉の上部分をカットすると上記でも触れましたがフラッシュ構造なので、中の芯材が所々ありません。

新しい芯材を入れて、突板の木口テープを貼り、着色塗装を行いました。(写真で見るとかなり明るく見える(*´з`))

現場に取り付けてペットボトルが入るか確認

問題は無さそうで一安心。こちらは両開き扉のままで使います。

 

キッチンシンク下の小収納スペースも引き出しにしたいと追加でご依頼がありました。

開き扉からこちらもスライドレールの引き出しにしました。

こちらも前板は既存の扉をそのまま利用してます。

引き出しの箱材は上記のカウンター収納で使っていた棚板を利用できたので、

その棚板をリメイクしました。

リメイク前の写真を撮り忘れました・・・すみません_(_^_)_

 

新しく家具を作るという他に修理とも違う、

新しく作るよりもある意味制約が多く、場合によっては難しい部分もあると思いますが、

愛着があったり、捨てるには勿体なかったりする中で

今ある家具を活かし利用し作り変え、新しいスタイルに合った別の形として使う”リメイク”というのも

家具を考える上で一つの選択肢になってきますね。

木工アトリエ Fukurow

公式Lineはこちらの友だち追加ボタンから登録できます

友だち追加

〒506-0107 岐阜県高山市清見町巣野俣

E-mail:info@atelierfukurow.com